じゃんご
秋田地方では「田舎」のことを「じゃんご」というらしいですね
(下記「イチイチ」さんの記事によります)。
https://katen11.hatenablog.com/entry/2020/04/21/ハハノマスク
すみません。まだ他の人の記事がうまく貼り付けられない…
でそれはさておき、思い出したのが、私の義母のことば、「じゃいごだの。」
です。
私が住んでいる佐倉の家に義母が初めて来たときのこと、某駅から自宅まで、
国道を離れた農道(ずっと通勤で使っていた)を走っている時のことでした。
右を見ると
が広がっています(ちなみにこの柵には電気が流れていて危険です)。
こんな道を夕方走れば、「じゃいごだの」と、言いたくもなるでしょう。
秋田県地方では「じゃんご」。
元をたどれば「在郷」という語なんですが、
これは現代日本語として辞書にも項目があります。
さて、その「在郷」という言葉は江戸時代から普通に使われていたようですが、
いま、一般的に使っている人は少ない(いえ、ほとんどない)でしょう。
が、遠い北国でじゃいごとかじゃんごと変化しつつ生き残っているのです。
言葉の持つ生命力の強さ、その生命力を大事にしてはぐくんでいる
方言の力強さ、そんなものを感じました。