晴れた秋の昼下がりに歩いていると、
こんな奴らに遭遇します。
人を殺す力のあるスズメバチも、弱って道を這っていれば、
ただの昆虫です。歩道など、車道で出会うG(あの、黒光りする、
平べったいアイツ)も、怖くも気味悪くもありません。
それと同じなのかなあ。
「蛇、長すぎる」という言葉がありますが、
枯葉の中に身を隠している直径一センチにも満たない蛇は、
怖くもなんともありません。むしろ、保護してあげたいくらいです。
死んだおじいさん(祖父)は、時々山に入って蛇をつかまえて
串焼きにして食べていたなあ(私も一緒に食べた)。
死んだ伯父さんもよく「マムシ」を焼酎につけて
マムシ酒を作って納屋にしまっていたなあ(飲んでません)。
死んだオヤジは、子供のころ、蜂を追って巣を見つけ、
その巣を壊して蜂の子を採って食べていたらしいよ。
自分は(マムシ酒の)おじさんがとってきた蜂の子を
食べたっけなあ。
と、遠い昔の山梨の田舎暮らしをふと思い出した
秋の昼下がりでした。