確定申告のこと その3
これまで何度か、青色申告とか、税務署、確定申告、青色申告会などという単語が
ブログの記事上に「かつ消え、かつ結びて、」
っていう感じだったのですが、決着をつけましょう。
実は
上の「文爺さん」の記事に触発されてのことです。
私の家内は自営業者です。自営業者は、給与所得者と違って自力で自分の収入を
確定して申告し、所得税、健康保険税、国民保険税を払わなければなりません。
その為には白色申告という、簡単な方法があるのですが、
白色申告だと所得からの控除(このお金は所得からマイナスしてあげるねという金額)
が少ないのです(具体的には38万円)。
青色申告だと所得からの控除が多少多いのです(65万円)。
要するに、収入(儲け)を申告する際、38万円少なくみてあげる、か
65万円少なくみてあげる、という違いがあるのです。
その代わり青色申告するなら複式帳簿をつけて、貸借対照表と、損益計算書を
添付してね、という縛りがあるのですが。
複式帳簿とか貸借対照表、損益計算書なんて、会社勤めで経理の世界にいらっしゃった方なら、理解していらっしゃるでしょうが、
そして、税務に詳しい方なら何という事もないでしょうが、
私は文(学)系の勉強ばっかりしてきました(威張ってどうする)。
なので、家内の手伝いで確定申告をするようになって、
初めて知ることがいっぱいあったのです。
それはさておき、
ある年、家内の青色申告をちょっと手伝った私は、
その面白さにはまってしまったのです。
いかに支出を多く計算し、控除額を増やすか(脱税はいけません)。
そのパワーゲームにも似た仕事が面白くなってしまったのです。
勿論税務というのは、生粋の文学系の私が一人で立ち向かえるような相手では
ありません。そこで助けてくれたのが
という本です。
この本の著者は「やよいの青色申告」というソフトをお勧めしています。
確かに使いやすいんです。
預金出納帳、現金出納帳、売掛帳、経費帳、総勘定元帳が、
全部リンクしているのです。
一つの帳簿に入力すれば、必要な全部の帳簿にその数字が反映されるのです
(まあ、エクセルのビジュアルベーシックを熟知していらっしゃる方なら、
「そんなん自分で作れるわい」となるのでしょうが…)。
それは多分、私が今使っている「ブルーリターン」でも同じだと思うのですが、
ソフトの使い勝手としては、「やよい」がひとつ上手かなあという感じがしています。
まあ、このソフトと上記の本の助けを借りて青色申告を乗り越えてきたのです
(学期末であり、年度末でもある3学期の自分の業務をこなしながらの申告は
大変なものがありましたが、今となっては楽しい思い出です)。
唯一「やよい」に不満があるとしたらサポート体制です。
サポートはしてくれますが、電話がつながらない、チャットも使い勝手が悪い、
等です。
その点、「ブルーリターン」は、「青色申告会館」で、
質問、疑問に対応してくれます。そういう意味ではこちらに一日の長があると
言ってもよいかもしれません。
この四月に定職を辞し、多少なりとも時間がに余裕できた私は
青色申告会の手伝いを借りて確定申告をする道を選んだのです。
確定申告の時期が近付きつつある今、「青色申告会」の助けを借りて、
それなりに頑張っているのです。
でも、自分の確定申告もしなきゃ…