病気のこと まとめ
さて、そんなこんなで十日が過ぎ、退院することとなりました。
体調は入院前と同じ(本人の感覚です)。
処方された薬は三種類。
一つめ。血栓ができるのを抑える薬
二つ目。血管を拡げ、血圧を上げる物質の働きを抑える薬。
→この薬にはグレープフルーツは禁忌です。
三つ目。血管を拡げて、血圧を下げる薬。
特に生活上の注意とかなく、薬だけ処方され、退院しました。。
毎朝食後、上記三種類の薬を飲む、ということだけ言われて…
でも、やっぱり後遺症らしきものは出ていました。
残暑が厳しい時期だったのに、右手がうすら寒く感じる、
右手がうまく動かないので、黒板が書きにくい。
大きな声が出ない。
右手がうまく動かないことと、大きな声が出ないという二点は、
私が今春定年での退職を決意した理由の大きな要素にはなりました。
その話はまた、別の話として、
脳梗塞の前兆を感じてから、退院するまでの自分を振り返ってみると、
本当に悪運が強かった、の一言に尽きます。
この病気は致死率15%、介護が必要な後遺障害が出る率は50%。
なのに、こうして発症以前と同様の生活をできているというのは、
悪運が強かった、としか言えないと思います。
でも、本当に伝えたいのは、皆さん、この病気を甘く見ないでほしいということです。
斯くいう自分も、明日の朝冷たくなっていないという保証はありません。
具合が悪い、脳梗塞の前兆が当てはまる、と感じたら速やかに病院へ行きましょう。
でも、仕事に穴をあけたら…
勤め人ならだれでも思うでしょう。自分もそうでした。
でも、命あってのものだねです。
この病気で周囲に悲しい思いをさせる人が、一人でも少なくなってくれれば、
嬉しいです。