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引っ越しをした750乗り。

平成のおわりと、ほぼ時を同じくして定年を迎えました。愛機Z750Fourのこと、趣味のこと、日々の出来事や思い出話を徒然に記していきます。

大学入学共通テスト

徒然なるままに(実は意外とすることは多いけれど)、

心に浮かぶ由なしごとを

そこは彼となく書きつ付くれば、

あやしうこそものぐるほしけれ。

 

なので、記事に書かれている固有名詞は、あまり気にしないでください。

 

あまり退職前の仕事にかかわるようなことは

このブログに書くつもりはなかったのですが、どうしても…

 

大学入試共通テスト(以下新テスト)なるものが来年度から実施されるとのこと。

マーク式だった現行のセンター試験大学入試センター試験。以下センター試験

に代わる、新しい共通テストだということは、皆さんご存じのとおりです。

共通一次試験(正式には国公立大学入試選抜共通第一次学力試験。以下共通一次)、

この共通一次試験はセンター試験の前身ですが、実施前からマークシートによる

客観問題が批判を集めていた記憶があります

(私はその時すでに大学生だったので、無関係でしたが)。

「全問サイコロに解かせれば平均30点は取れる」なんてのがありましてね。

しかし、共通一次が始まって(始まったのは1979年)四半世紀以上の年月が過ぎ、

現行のマークシートを利用したセンター試験に対して、

そのような批判を耳にした記憶は、非常に少ないです。

少なくとも、大学受験にかかわる世界の、ほんの片隅にいた自分の耳目には

触れなかったと思います。

それだけ、この試験にかかわるが方々が努力して完璧に近づけたということ、

つまり客観問題の完成度が高くなっていたのだと思います。

ところが、私が退職する数年前、現行のセンター試験に代わって、記述式を取り入れた

新形式の試験が行われるようになる、というニュースが流れました。

 

そのこと(客観問題だけでなく、記述問題を取り入れること)は

おかしくないと思います。当然だと思います。

でも、なぜ共通一次が生まれたときに記述問題が取り入れられなかったのか。

それは、採点することが不可能だから、という判断ではないでしょうか。

このことは現在でも同じだと思います。

55万人分の解答(ということは55万通りの解答)を、限られた時間の中で、

同じ基準で採点するということは、不可能ではないでしょうか。

おまけに、英語の試験では外部業者による成績提供システムとやらを

導入するというお話。

 

現時点で私がおかしいと思うのは、二点です。

記述式の答案を、アルバイトの大学生にも採点させるということ(結局、採点者が足りないんでしょう)、

受験生の地理的、経済的条件を考慮していない外部業者による成績提供システムの導入。

この二点だけを考えても、この試験制度を担当しているお役人は、今回の改悪を撤回すべきだと思うのですが。

 

でも、役人って自分たちの立案を、絶対撤回しないですよね。どんなに世論が

間違い、おかしい点、間違っていることなどを指摘しても。自分たちのメンツ、

利権が何より大切なんでしょう。長良川しかり、諫早湾しかり……

 

「お上(かみ)の事には間違いはございますまいから」

 

いちよ、役人は、今も変わっていないのだよ。 

 

すみません。世迷言です。忘れてください。