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引っ越しをした750乗り。

平成のおわりと、ほぼ時を同じくして定年を迎えました。愛機Z750Fourのこと、趣味のこと、日々の出来事や思い出話を徒然に記していきます。

リーバイスとアルバイトのこと 3

このジーンズショップでのアルバイト、

お店の商品の片付け、店内の清掃から始まり、

次第にできる仕事も増えていきます。

 

接客、検品、検品から品出し等々...

 

お客さんから、

リージーンズ、どこ?」「エドウィンの○は?」

とか、質問されるたびに、店内の商品の知識も増えていきます。

 

その当時は、あまりジーンズメーカーも多くなく、

店で扱っていたのは

リーバイス

リー、

エドウィン

ラングラー

ビッグジョン

っていうところでしょうか。

それ以外の国内外の無名メーカーの製品も扱ってはいましたが、

ほとんどが980円の特売担当要員という感じでした。

 

さて、上記のメーカーはそれぞれメーカーごとのコーナーがあったのですが、

リーバイス、リーは別格という感じで、店に入ってすぐの、

いわば一等地にコーナーが与えられていました。

世間一般でも、リーバイス、リーはアメリカ製のホンモノという認識だった

と思います(私も含めて)。

 

さて、私がリーではなく、リーバイスを好きになったのは、そのアルバイトの最中に、

店長のお兄さんにこんなことを言われたのがきっかけでした。

「リーバイスは生地が違うよ。履いた時の肌触りは、ピカ一だね。」

 

確かにその通りでした。

 

リーやラングラーエドウィン。どれを履いても、リーバイス

さっぱりした感じには及びません。加えてジーンズの歴史を知るにつれて、

「No.1はリーバイス」との思いが強くなっていったのです

今と違ってインターネットで知識を収集することなどできないわけで、

(多くは)月刊であったファッション誌などで、少しずつ知識を集めていったのです。

 

(リーバイスに関する知識や歴史、トリビアについては、

リーバイスファンの諸兄にはきっとかなわないと思いますし、この記事の

趣旨とは外れますので、割愛したいと思います)

 

いつのまにか店内では、リーバイス担当のようにふるまっていた私です。

最初は505ばっかり履いていました(店員割引きで20%オフでした)。

おかげで、アルバイト代はほとんどリーバイス代っていう感じでしたが…

 

505は、ご存じの通り、ストレートとはいいながら、501と比べて

股上も浅く、かなりスリム感の強いストレートです。40年前、

体重が今より20Kgも少なかった私には、ちょうどよい履き心地、

動きやすさのジーンズでした。

 

どのジーンズを買うか迷っているお客さんには、必ずと言ってよいほど

リーバイスを進めていました。

 

が、そんなアルバイトの学生に、一つ疑問点が持ち上がるのです。

それは、501のことです。

 

お店の暇な時間、ある雑誌を読んでいると(これも大事な仕事だったのです)、

「501は、履いたまま洗うことで次第に体にフィットしていく」という記事を

見つけたのです。

それまでは、501は指名買いが多く、私は、もっぱら505をお客さんに薦めていました。

「履いたまま洗う?」どういうことだろう?

 

このことが、また一歩リーバイスを好きになるステップの一段目でした。

                        

                                続きます。