ピースサインのこと 3
さて、お付き合いいただいてきたピースサインの話も、
一度休止符を打ちましょう。
最後にピースサインを見たのは(残念だけど、したのではなく)、
2014年夏、すでに臨時運行となっていた特急「あけぼの」号で、
弘前にある家内の実家へ帰省するときのことでした。
「あけぼの」号は、最後に残った「上野発の夜行列車(青森行き)」でした。
夜も明け、羽越本線と国道7号線が絡み合うように北上しているところで、
その夜一晩の勤めを終え、ベッドからシートへと変わったB寝台下段に座り、
窓外を眺めていると、北上するオートバイ乗り、南下するオートバイ乗りが、
ピースサインを交わしていました。
うらやましいなあ、と思いつつ、なくなってしまう「あけぼの」への
想いをかみしめつつ、ひさしぶりの帰省にワクワクしつつもある、
という複雑な気持ちで座っていました。
(あ、その頃、まだZ750Four弐号機は購入していませんでした)
そんなこんなで、今年の秋には、少し遠出をして、ピースサインを...
と目論でおります。
あ、年寄りの世迷言ですが、
ピースサインには、「言葉は交わしていないけれど、
俺たちは仲間だぜ。何かあれば助けるぜ。」という
意味が込められている、と、どこかで読んだ記憶があります。
ピースサインを交わしていなくても、困っている(ように見える)
オートバイ乗りがいたら、一声かけるようにしています。
さて、一旦このお話はお休み。
古い雑誌や書籍など、ピースサインについて
記されていること、思い出すことがあれば、
また投稿いたします。